長谷川白紙 - 恐怖の星 (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=8g6G8oNPMAw
リアルなレンダリングによる3Dの海はセルルックの「オバケ」とは対象的に見えるが、これが海だと知覚するためには、輪郭ではなく反射するまばらな光が海面の動きの軌跡を示すことが必要である。つまり大海を見ているときそれは「オバケ」だけを見ていることを示唆しており、実際この映像の中で高速で動く水面の光とオバケ化したキャラクターが混ざり合う。実験的でありながら大衆性を併せ持つ点が長谷川白紙の曲と共通している。 関連してNTTインターコミュニケーション・センターのアニュアル展で米澤柊の作品が展示されており、こちらのサウンドも長谷川白紙が担当している(11/10まで)。こちらは映像インスタレーションでこの曲とは一転して静かにじっくり見れる展示だった。どこから声がしてどこにいるのかわからないのが「オバケ」という名前に近づいた表現になっている。